『Wanderburg』体験版プレイ感想|戦闘テンポが良く、動く城の操作も面白い
『Wanderburg』体験版を実際にプレイ。巨大で不安定な城を操る感覚、テンポの良い戦闘、ラムやモルタルへ寄せたビルド、Demoクリアまでの感想をまとめる。

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『Wanderburg(ワンダーバーグ)』の無料体験版を実際に遊んでみた。
車輪付きの城を操作し、村や敵を取り込みながら大砲やクルーを増やしていくローグライトである。
結論から言うと、かなり面白かった。正式リリースがかなり楽しみな作品である。
見た目のインパクトだけでなく、大きくて不安定な城をなんとか操る感覚、テンポの良い戦闘、イベントの密度など、実際に触ってみると本作ならではの面白さがしっかりあった。
ゲームの基本情報や海外コミュニティの評価については、別記事の『Wanderburg』はどんなゲーム?にまとめている。
※この記事は2026年8月9日時点で配信されている体験版(Demo 1.5)をプレイした感想である。正式版では仕様が変わる可能性がある。
大きくて不安定な城を動かすのが面白い
操作方法そのものはシンプルで、最初から迷うことはほとんどなかった。
ただし、巨大な城だけあって動きは軽快ではない。
方向を入力した瞬間にクルッと向きを変えるのではなく、ワンテンポ遅れて大きな城がついてくるような重さがある。特に旋回には時間がかかる。
最初は少し振り回されるが、この不安定さがむしろ面白い。
敵の移動要塞には砲台が付いているため、攻撃を見てから避けるだけでは間に合わないこともある。相手の砲台がどちらを向いているかを見て、少し先の位置を予想しながら回り込むのが重要だと感じた。
操作性が悪いというより、大きな城をなんとか制御するカオスさそのものがゲーム性になっている印象である。
戦闘テンポが良く、サクサク進める
戦闘はかなり好印象だった。
敵が必要以上に硬くなく、大砲や兵士の攻撃でテンポよく倒していける。強化も短い間隔で入るため、「敵を倒す→強くなる→次へ進む」という流れが止まりにくい。
フィールド上には「?」マークのイベントや、少し強そうな敵などもかなり配置されていた。
この手の広いフィールドを移動するゲームでは、次の目標が見つからず何もない場所をさまよう時間が発生しがちである。
『Wanderburg』では移動しているとすぐ次のイベントや敵が見つかり、ただ移動しているだけの時間が少ない。個人的にはここがかなり快適だった。
初期状態はシンプルだが、ビルドの幅は広そう
今回遊び始めた時点では、使えるクルーは1種類、モジュールは4種類ほどだった。
そのため、序盤から大量の候補を比較して悩むようなことはなく、アップグレードは比較的分かりやすい。
一方、ラン開始前の選択画面を見ると印象はかなり変わる。
Vehicle、Captain、Crew、Module、Artifactと複数のカテゴリがあり、体験版ではまだ選べないものも含めて多くの項目が表示されている。

Vehicle、Captain、Crew、Module、Artifactなど複数のカテゴリが用意されている。筆者撮影。
初期状態だけを見るとシンプルだが、アンロックが進めばかなり組み合わせが増えそうである。
正式版では、この部分がかなり楽しみだ。
3択アップグレードで少しずつ特化していく
ラン中には複数の候補から強化を選ぶ場面がある。
同じCannonでもダメージを伸ばすか、クールダウンを短くするかなど、強化方向が分かれている。
体験版序盤では選択肢が多すぎないためテンポを止めずに選べるが、何度か遊ぶと「今回はこの戦い方に寄せよう」というビルドらしさも見えてきた。

ラン中には3択でモジュールやクルーを強化する。筆者撮影。
スピード+ラムの近接特化がかなり刺さった
何度かランを試した中で、特に面白かったのがスピードとラム(破城槌)を中心にした近接特化ビルドである。
ラムは城の先端に追加するモジュールで、アビリティを使うと前方へ勢いよくダッシュし、そのまま敵へ突撃できる。
今回はスピード系とラムを伸ばし、遠距離から撃ち続けるよりも、自分から城を敵へぶつけにいく構成にしてみた。
これがかなり気持ちいい。
このランでは2体のボスを撃破できた。特に2体目のボスにはビルドがかなり刺さり、ラムのアビリティによる突撃2回ほどで一気に倒せてしまった。
もちろん今回の1ランだけで「ラムが最強」と判断することはできないが、少なくとも特定の武器や戦い方へ寄せた構成がしっかり機能することは実感できた。
大砲で撃ち合うだけでなく、巨大な城そのものを武器として敵へ叩き込めるのはかなり好きである。
10分53秒のランでボス2体を撃破
スピード+ラムを中心にしたランの最終結果は次のようになった。
- 生存時間:10分53秒
- Gold Collected:2,865
- Upgrade Level:24
- Castle Size:3
- Vehicles Destroyed:69
- Units Consumed:706

スピード+ラム寄りの構成で2体のボスを撃破したラン。筆者撮影。
最初に遊んだときは単純に戦闘テンポの良さが印象に残ったが、何度かランを重ねるとビルドを変える面白さも見えてきた。
「次は別の構成を試したい」と思わせてくれるのは、ローグライトとしてかなり好印象だった。
4体目のボスを倒してDemo 1.5をクリア
さらにプレイを続けたところ、筆者のランでは4体目のボスを撃破したタイミングで「Game Won!」となり、Demo 1.5をクリアできた。
クリアランではTop Mortarを主力として強化した。範囲へまとめて砲撃できるため扱いやすく、今回の構成ではかなり強かった。
ラムとは戦い方が大きく違うが、どちらも中途半端に広げるより、主力として強化を寄せたときに手応えが出やすかった印象である。
クリア画面の記録は次の通りだった。
- Time Survived:19分31秒
- Gold Collected:8,750
- Upgrade Level:48
- Castle Size:4
- Vehicles Destroyed:192
- Units Consumed:844
画面には現在所持Goldとして9,294も表示されているが、このランで集めたGoldは8,750である。
日本語未対応だが、今のところ英語は難しくない
現在の体験版は英語のみである。
日本語にはぜひ対応してほしいところだが、実際に遊んだ範囲ではそこまで困らなかった。
「CANNON」「DAMAGE」「COOLDOWN」「GOLD」などゲームで見慣れた単語が多く、チュートリアルも短い文章が中心である。
少なくとも現在の体験版を進めるだけなら、簡単な英語が分かれば十分遊べる印象だった。
一方で、正式版でビルドやアーティファクトの種類が増えれば細かな効果説明を読む機会も増えるはずなので、日本語対応には期待したい。
家や風車まで車輪を付けて逃げるのが妙に面白い
ゲームシステムとは別に、全体の雰囲気もかなり気に入った。
羊や兵士が逃げ回るのはまだ分かる。畑が並んでいるのも中世らしい。
しかし、こちらの巨大な城が近づくと、家や風車まで車輪を付けて逃げ出す。
最初に見たときは普通に笑ってしまった。
小さな兵士や村人がちょこちょこと動き、城や大砲も含めてどこかミニチュアを上から眺めているような見た目になっている。
そこにコミカルなキャラクターの動き、BGM、砲撃などのSEが合わさり、攻城戦という題材ながら重苦しさはほとんどない。
この「巨大な城で暴れているのに、どこかかわいい」雰囲気は『Wanderburg』のかなり好きなところである。
海外コミュニティの評価と比べても、好印象は近かった
紹介記事を作る際に調べた海外コミュニティでも、城を巨大化させる楽しさや戦闘テンポ、大きな城を思い通りに動かしきれない感覚などは好意的に受け止められていた。
実際に遊んでみても、このあたりの印象はかなり近い。
特に「大きくて不安定な城を動かすカオスさ」は、触ってみると本作の個性としてかなり分かりやすかった。
一方で、個人的にはイベントの密度が高く、意味なく移動する時間が少ないこともかなり好印象だった。また、家や風車まで逃げ出す細かなコミカルさは、実際に遊んだからこそ印象に残った部分である。
海外コミュニティの評価や気になる点については、『Wanderburg』紹介記事で詳しくまとめている。
自由建築ゲームではない点には注意
見た目だけを見ると、『Besiege』のようにパーツを細かく配置して城を自由設計するゲームを想像するかもしれない。
実際には、用意されたVehicleやCrew、Module、Artifactなどを選びながらビルドを育てていくローグライトである。
「城を作るゲーム」というより、城そのものを操作し、ランごとに戦い方を変えていくゲームと考えたほうが近い。
まとめ|正式リリースがかなり楽しみ
『Wanderburg』体験版はかなり楽しめた。
特に良かったのは、大きくて不安定な城を操る独特の操作感、テンポの良い戦闘、イベント密度の高さである。
さらに何度か遊ぶと、スピード+ラムの近接特化やTop Mortar中心の構成など、主力を決めてビルドを寄せる面白さも見えてきた。最終的には4体目のボス撃破まで進み、Demo 1.5をクリアできた。
日本語未対応でも現状の英語は比較的簡単で、BGMやSE、ミニチュアのようなグラフィック、家や風車まで逃げ出すコミカルさも好みだった。
体験版の時点でかなり面白い。正式リリースが心待ちである。
ゲーム概要や海外コミュニティの評価については、『Wanderburg』紹介記事もあわせてどうぞ。
